「パレットをつくる②」からの続き。
文庫本を大量に収納できて、かつ、バラしやすい本棚をつくりたい!という目的も叶う、汎用的なラックづくりのための柱となる「パレット」を自作してみよう。
ということで、前回は、ワンバイ材を設計図通りの寸法でカットするところまで進めました。仮組みもしてちゃんと組み上がりそうなところまで確認済み。
いよいよビス打ちです。
今回つくるパレットはシンプル。とはいっても立体的な構造物です。なんとなーくで進めると歪みがでてきてしまうかも。どんな順番で組み立てていけばいいかよく考える必要があります。
まずは2枚の板(柱になる200mmの板と横板である130mmの板)を接合します。200mmの板は手前と奥に2枚見えますが今回の接合対象は手前の板。奥の板は支えのために置いているだけです。添え木とクランプを使って2枚の板を並行かつ垂直に固定します。
接合対象の2枚の材が固定できたので、下穴を空けます。
ビスはこないだホームセンタームサシでお買い得価格でGETできた、コーススレッド4.2(経)×75(高さ)を使おうと思ったのですが
75mmは長すぎました。反対側からもビスを打つのでこんなに長いビスを打ち込んだら互いにぶつかってしまいます(少しずらせばいいという考えもありますが、ビス位置はそろえたいので却下です)。
今回使うビスはこちら「コーススレッド 3.8×45mm」にします。
電動ドライバでガシガシ留めていきます。
2枚の板が接合されました!
現段階でも自立しますね。パレットが、パレットが、立った!
つぎはどこを留めていくか・・・なのですが、自立したパレットの足元を固めていく方向で進めることにしました。この状態で足元を固めていけば床面に対してグラつきがでにくいと思ったからです。
さきほど写真を載せ忘れましたが。
ビス打ちする箇所は「ラクダ ツーバイフォー定規」を使って決めています。
材に当てて穴に鉛筆を差し込んでグリグリするだけでこんな風(↑)に材にぴったりな位置決めが決まります。2×4材にも1×4材にも使えるので持っておくと重宝します。いままでは感覚で適当にしてたり、チマチマ定規を当ててたこともありましたが、前者は雑になるし後者は面倒・・・なんですよね。ツーバイフォー定規はほんと便利!
ビス打ちするとき、ビス打ちしている最中に材が動いてしまったら大変。なので毎回丁寧すぎるほどにクランプで固定しています。
下側と同じ要領で上側も留めてあげたら、パレット(1基目)の完成…
といいたいところですがまだやることが残っていました。
一箇所、木材がはみ出ちゃってたんですよね。
水平垂直の取り付けはできています。なのでこのはみ出しの原因はこの1枚の長さがすこし長かったということです。実際4枚の横板にサシガネを当てて測ってみたら、この1枚だけ2mmほど長かったです。計測はちゃんとしないといけませんね・・・。
このままではかっこ悪いので対処します。
ダボ切り用に使われることの多い「Z ライフソークラフト 145」を使います。アサリがなく木材のキズが付きにくいため、こういうときのカットにも便利です。
はみ出てた部分を切り落としてきれいになりました♪
最後に面倒がありましたが
ついに完成です!わーい!
ここでパレットの出来をちょっと確認。
ここに1枚のワンバイ材(端材)があります。
ワンバイ材をパレットのすき間に差し込んでみます。
うまいこと入りました!
(すき間の高さはピッチリすぎると不安なので少し余裕をもたせています)
上から見るとこんな感じ。
カインズのパレットと違って奥行きの長さがあるので、単独(パレット1基)でも安定して自立しますね。すき間に差し込むワンバイ材もある程度の長さならパレット1基だけでも十分支えてくれそうです。
とはいえこのパレットが本領発揮するのはもう1基ペアがいてこそ。
つくり方の勘所わかってきたし
もう1基もすぐにつくれちゃいそうです。
(パレットをつくる④へ続く)
コメント