2019年8月27日
わたしの運営しているブログ・サイトには「Check Copy Contents(CCC)」というプラグインをインストールしている。
このプラグインはブログ記事がコピーされるとメールで教えてくれるのだ。とはいっても、わたしの書いた駄文・備忘録がコピーされることはほとんどない。ではどんなものがコピーされるかというと、手塩にかけたサイトたちの情報だ。
一生懸命調べて書いてもらった記事の情報がまるまる全部コピーされたことが多々ある。キュレーションメディアのライターがコピペ記事量産のためにネットの海から情報を拾い集めているに違いない。
怒り心頭である。
わざわざ対抗策を講じることも監視してますよと警告ページをつくることもしない。そんな暇があれば、キュレーションメディアなんかに負けないよう、一次情報で良質な記事を増やし、そうした記事を並べるにふさわしいサイト・ブログを育てることに力を注いだほうがよっぽど価値のあることだと信じているからだ。
とはいえ…毎日毎日まるまるコピーが何通もメールフォルダに貯まるとげんなりである。今日のコピー通知はなんだろな。
と届いたメールを開いてみたら、意外なコピー内容に思わず頬が緩んだ。
その内容は
ロロ
ピピ
ナタリー
リップ
【アクアパーク品川】イルカの種類と個体の名前(イルカショー):うさログ
である。
この記事を書いたキッカケは、アクアパーク品川のイルカショーで活躍するオキゴンドウの死であった。年間パスポートもつくって何度も足を運んだ水族館。ある日いつものようにアクアパーク品川に行きイルカショーを見ていたら、ジャンプするイルカの数が少なかった。大きなクジラのようなイルカがでてこなかったのだ。今日は調子悪いのかなと思っていたら、数日後、HPには悲しいお知らせが掲示されたのだった。そのお知らせを見てはじめてわたしはそのオキゴンドウの名前をちゃんと認識したのだ。
アクアパーク品川のイルカショーでは終演後にトレーナーさんが観客席にいつも決まったフレーズを呼びかけていた。
「今日がんばったイルカたちの名前を一頭でもいいから覚えていってくださいね」
オキゴンドウの死を持って、その呼びかけの意味を知ったのだった。
アクアパーク品川のイルカショーに登場するイルカは3種類。カマイルカ、バンドウイルカ、オキゴンドウ、である。
これからイルカショーの会場に訪れて彼ら・彼女らのパフォーマンスを見たときには、個体の名前で認識してあげたい。
そう思って書いたのが前述の引用元の記事であった。
イルカたちの名前がコピーされたということは、そこに至った思いは各自あれど、イルカたちの名前を知りたいと願った人がいるということだ。
ブログに書いてよかったなと心から思った。
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