2019年8月31日
終わった。
完全に終わった。わたしは馬鹿だ。大馬鹿だ。なぜもうちょっとちゃんと調べなかったんだ。
ーここにあるはずー
そう信じて訪れた場所は「屏風山PA(上り)」
おみやげコーナーを散々うろつきまわるも目的のものは見つけられなかった。そうここには最初から置いてなかったのだ。わたしのほしかった「明宝ハム」は!
明宝ハムを買って帰ろう
静岡のお仕事が終わった。
行きは東名で来たが帰りは中央道経由で帰ることにした。
「した」といま決めたかのように書いてみたがそうではない。最初から中央道を通ろうと決めていたのだ。なぜかといえば「明宝ハム」を買いたかったからだ。
明宝ハムとの出会い
明宝ハムとの出会いは一年以上前に遡る。
あれはうさぎ島(広島県)からの帰り道のことである。名神を走り抜け中央道まで戻ってきてそろそろどこかで休憩しようと1つ目か2つ目のパーキングエリアに立ち寄った。
そこは、やまあいの中に拓かれた、食堂スペースとおみやげ屋さんという構成の小さなPAであった。
おみやげ屋さんに入ってきて目についたのは「ケンミンショーでも紹介された!売れてます!」の力強いPOPであった。綺羅びやかなおみやげでもあるのかなとPOPの示す先に目を落とす。そこにあったのは「ハム」であった。
ハム…かぁ。
ハムは嫌いではない。むしろ好きだ。とはいえ、高速道路のSA/PAでわざわざ買うものなのであろうか。近所のちょっとした高級スーパーにでも行けば良いものが置いてあるし。
所詮ハムである。
別のおみやげでも見ていこうと身体の向きを変えたそのときである。
値札がちらりと目に入って、そして驚愕した。
ーハムが1000円超えですと?!ー
直径8cm、長さ20cm程度のハムである。特別大きいわけでもない。gあたりの単価がわたしの知る世界の次元ではなかった。近所のスーパーでこんな高級品は見たことない。
さっきまでどうでもよかったハムが、圧倒的な存在感を放っているように思えた。
そしてそのままお会計。その日のうちに食べた。うますぎて感動した。明宝ハムは岐阜のもの。少なくとも関東では買えない。
また岐阜地方に来たら買おうと心に決めていたのだ。
ただいま岡崎SAで休憩中 向かうは虎渓山PA?屏風山PA?
お仕事が終わって三ヶ日ICから乗り込んで、新東名岡崎SAで休憩していた。帰り道のルートを考えていたのだ。
中央道を抜けていくことは決まっているのだが重要なのはルート、小牧JCTと土岐JCTのどちらから中央道へ入るか、だ。
最短距離で行くなら [C3]東海環状自動車道経由の土岐JCTであることは間違いない。ただこちらのルートを選ぶと必然的に虎渓山PAには立ち寄れない。わたしの思い出の地は屏風山PAで合っているのか。
困ったときのグーグル頼み。
「屏風山PA 明宝ハム」で検索検索。情報はすぐに見つかった。あるらしい。良かった。
最短距離で行けばいいのだ。屏風山PAに向かっていそげー。
SA/PA愛好家であるわたし。いつもなら「上り」「下り」をきちんと検索ワードに含めるのにこの日は気持ちが焦っていたんですよね。なにがなんでも手に入れたい。買えませんでしたは許されない。といった感じに。
まさか先程見つけた情報が「屏風山PA(下り)」のことだったとはこのとき思ってもみなかったのでした…。
屏風山PA(上り)にたどり着くも明宝ハムは見つからず
駐車場にクルマを停めたときから「おかしいな」とは感じていたんですよね
だってわたしの記憶の中では、あの明宝ハムを買った場所には階段があったから ここには階段なんてないんだもの しくじったなとすぐわかりましたよ
それでも一縷の望みをかけてコンビニ(屏風山PA 上りはコンビニがおみやげ売り場を兼ねているのです)へ直行しました
でもね、なかった 泣いたわ
明宝ハムを買いたくて仕方ないみんな
気をつけるんだよ
中央道上り線で明宝ハムを売っているのは屏風山PAじゃない 虎渓山PAだ
朗報 捨てるハムあれば拾うハムあり 恵那峡SA(上り)に明宝ハムあったよ!!!!
ーこの旅はなんの意味もないものになってしまったー
とひどく落胆していたのですが、その後立ち寄った恵那峡SA(上り)で明宝ハムと奇跡の再開を果たせました
ーお、おまえ・・・生きとったのか・・・!ー
中央道上り線において、明宝ハムを買える最後の砦、それが恵那峡SA
明宝ハムファンのみなさま、それだけ覚えておけば大丈夫です
※ 2019年8月31日時点の情報です 今後取り扱いが変わるかも知れないのでご了承ください。
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