2019年8月22日
長野の仕事の帰り道、上信越道の横川SA(上り線)で休憩した。
時間は18時32分。明るくもなく真っ暗でもない夕暮れな頃合い。ほんのさっきまで降っていた雨が地面を軽く湿らせていた。この日は比較的涼しく天候や横川SAの標高も関係してか27℃。SAをお散歩するにはいい状態だった。
横川SA(上り線)は敷地内の東側と西側にお庭がある。東には碓氷峠の関所を模した門を設けた梅林の庭。西には純日本庭園な雰囲気ただよう(正確な知識がないためそれっぽいぼかしたいいまわしになってしまった)「横川苑」がある。
クルマを停めた場所は西側だった。
せっかくだからと横川苑に行ってみた(特に入場料はなく自由に出入りできる)
横川苑には門があるのだが、完全に囲われているわけではなく、門を通らずになかへ入ることができる。わたしがクルマを停めた場所から門へ向かうのは遠回りだったので、裏(?)からこっそり入ることにした。
繰り返しになるが時刻は18時半を回ったところ。
写真ではあかるく写ってしまっているがもう少し暗かったように思う。
靴底から伝わる砂利の感触と音が心地よい。
今日みたいな雨上がりの日には雨粒が乱反射してなのか?地面がきれいに見えた。
屋根のある建物には、テーブルとベンチが用意されていた。梅雨、しとしと雨の降る日にスタバや自販機で買った飲み物と本を持って、こんな場所でゆっくりと時間を過ごしてみたいと思わせる雰囲気があった。
本もドリンクも持ち合わせてなかったので、お庭鑑賞もそこそこにしSA建物へと向かう。本来の「門」があるほうへと歩みを進めた。
夕暮れ時の時間はあっという間に進んでいく。先程までと比べてかなり暗くなっていた。もう少し暗くなっていたら見過ごしてしまっていたかも知れない。
門へと続くみちの途中に1匹のカエル像が佇んでいた。その視線の先にあるのはSAである。
カエルの正面に回ってみた。
今日は裏から回ってきたが、門から入ってきた場合はこのように正対するはずである。
顎からお腹にかけて苔むした様がカエルの緑色とあっていたし、カエルのいる場所と視線の先との関係から寂寥たる景色にも感じられた。
横川苑のことも、このカエルのことも、ネットで調べてみたもののあまり有効な情報は見つからなかった。安中市や松井田町(合併されて安中市の一部になっている)の歴史書を紐解いてみる必要がありそうだ。もしかしたら横川SAのコンシェルジュに聞いてみてもわかるかもしれない。
あのカエルは雨上がりの夕暮れになにを思っていたのか。
こんど横川SAを訪れたときにはわかるといいな。
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